2022/09/09 12:31

暑さが和らぎ、キャンドルの灯りがより一層心地よい季節ですね。当店のキャンドルにもボタニカルキャンドルが新しく仲間入りしています。無香料ですが、ハーブが熱されてフワッと香り、そのリズムがなんとも心地よく、予期せぬ出会いに心躍るようです。


さて、キャンドルにはパラフィン、ソイワックス、ミツロウなど原料も様々ですが、特に自然由来原料のものは、キャンドルの扱いが重要になる事もあります。今回は、ソイワックスを使ったキャンドルをテーマに[キャンドルの扱い方]についてご紹介したいと思います。



キャンドルを使っていて、最後までキレイに使い切れた事もあれば、途中で火を点せなくなってしまった、形が崩ゆがんだ、といった経験がある方も多いのではないでしょうか?実は、キャンドルも炎の大きさや蝋の溶け具合などを見ながら管理してあげる必要があります。これを[キャンドルを育てる]といいます。植物を育てる、動物を育てるなどと同じように、キャンドルもお世話が必要なのですね。

今回は2回に渡って、[安全にキャンドルを灯す為の注意点]、そして、[最後まで美しく灯し続けるポイン]トなどをご紹介していきたいと思います。




安全に楽しみましょう [キャンドルを灯す為の注意点]


キャンドルを使う場所 安全である事が第一
キャンドルを置く場所ですが、カーペットやカーテン、ベッドサイドなど燃えやすい素材がある場所は避けましょう。また、窓からの風や空調などの影響なども受けやすく、炎が激しく揺れたりして危険です。静かに灯せる環境で灯すことが重要です。お子様やペットなどの手の届かない場所である事も忘れずに。(キャンドホルダーや深いガラス瓶などに入れて灯すという方法もあります。)


まとまって灯せる時間を確保する
2~3時間連続して灯せる時間を取るのがおすすめです。あまり短い時間だと、キャンドルの中心だけが溶けてしまいアンバランスになったり、芯が埋もれてしまう場合があります。


火を灯す前に
キャンドルは必ず耐熱性・不燃性のトレイなどに乗せましょう。ガラスや陶器などで良いですが、深皿だと蝋が流れ出た時に安全です。(ガラス瓶に入っているタイプのものは、不燃性のものでなくても大丈夫ですが、やはり何か下に敷いてあげると良いでしょう。)


こちらはガラス瓶入りのもの。天然アロマの香り豊かな、新月と満月のキャンドルです。



さあ、点火しましょう。
芯は5~10mm程度にカットしておきましょう。火を灯す時は、芯の根元付近に点けます。



点火したら その場を離れない
火を灯したら、目の届く範囲で管理して行きましょう。また、定期的に空気の入れ替えも忘れずに。



普段、何気に灯していたキャンドル。炎の揺らぎにはリラックス効果もあります。秋をゆったり過ごすアイテムとしてキャンドルを迎え入れてみてはいかがでしょうか?


さて、次回は実際に火を灯してからの使い方[キャンドルの育て方]をご紹介していきたいと思います。